まずはじめに「DX」とは、デジタル・トランスフォーメーションのことで、デジタル技術を活用することで生活をより良い方向へ変革することを意味する。「介護DX」は、AIやモノインターネット(IOT)、情報通信技術(ICT)などを介護の現場に導入し、利用者が快適に過ごし、職員も介護の負担を抑えながら笑顔で働けるようにすることである。
介護現場では、要介護者の尊厳が尊重され、できる限り自立して生きられるように、必要なサービスと提供することが求められている。ところが、介護業界は医療業界と同じく2025年問題に直面している。2025年に団塊の世代が後期高齢者になるため、介護の現場の需要も大きくなると考えられているのだ。厚生労働省は、要介護者が多くなる75歳以上の高齢者は2025年に、全体の18.1%になると予測している。
質の高い介護サービスを行っていくには、人員確保はもちろん、介護の業務効率化が必要になる。こうした背景により、介護の現場では、デジタル技術を活用して、より良い方向に変革する介護DXの必要性が高まっている。
介護DXの例として、AIを搭載した介護ロボットがある。介護ロボットには、入浴や移乗など、介護スタッフの負担を軽減できる介護業務を補助するもの、要介護者の歩行や食事を助け、自立支援するもの、要介護者とコミュニケーションを図ったり、見守りをするものなどがある。また、ICTを導入することで、情報共有や勤怠管理を能率的に行えるようになり、IOTを取り入れることで、様々な機器やソフトと連携できるナースコールなどが可能になる。※本記事は、「http://xn--dx-jb4a2a0446awc2e.com」を参考に執筆。
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