介護業界の労働環境改善に向けた取り組み

慢性的な人手不足に加え、労働力に見合わない低賃金で働く傾向にある介護業界。この様な介護業界が抱えた労働環境についての問題点は、先にも述べた人手不足が原因している。介護職は、肉体的負担だけではなく精神的な負担も大きい仕事である。しかし多忙なわりに、賃金が低く同僚だけではなく多職種や利用者、利用者の家族などと接する為、人間関係の悩みやストレスも溜まりやすい。その為、離職率も高い仕事である。

利用者の介護やケアだけではなく、事務的な作業も多く、残業になることも多い。この業務の多さがミスを招くことにつながる一因となる。そこで介護DXを使うことで労働環境を改善しようという動きが出てきている。広く導入できた際には、介護業界のマイナスイメージを払拭する未来も期待されている。DXは、スマートフォンやパソコンを使って、業務の効率を上げ、問題点を改善してくれるのだ。

では、この介護DXを導入することで、介護の現場はどの様に変化するのだろうか。たとえば見守り機能搭載のIoT機器を使えば、遠隔で高齢者の状態を確認できる。人手不足になる深夜帯にこの機能は役立つ。また事務作業を簡易化してくれるDXの導入で作業効率が上がる。更には介護ロボットを、介護の現場に導入できれば、人手不足の解消、非接触での介助により、新型コロナウィルスのような感染症対策にも役立つ。

ただし、ロボットの介助には利用者には違和感を感じやすい為、導入には時間が掛かりそうだ。介護のイメージさえも変える介護DXに、今後期待が高まっている。